社長の年収額面=手取りは間違え?!その理由とは

年収の話

インタビュアー:
年収とかも当然聞かれるわけですよね。
IT企業社長(36):
聞かれます。一応年収は書いているんです。
インタビュアー:
カードにですね。
IT企業社長(36):
大体分かりますが、もう1回聞かれたりとか、(笑)再確認なのかなと思います。
インタビュアー:
「え、年収いくらですか」みたいな、ちょっとびっくりした感じでですか。
IT企業社長(36):
話のねたとかでですね。ちなみにこの年収の話で、最初に1,200万から2,000万円ぐらいでと話をしましたが、社長って年収がたとえば数千万あってもそれは全部使えるわけではないんです。使ってしまう人もいるんですが、普通の感覚を持っていたら使えないです。
インタビュアー:
どういうことですか。
IT企業社長(36):
たとえば2,000万円、月にして150万円ぐらいだとします。その150万円を税引きで振り込まれると多分120万円ぐらいになります。いわゆる所得税です。サラリーマンと違うところとして、会社を自分でやっていると自分に対して振り込むわけで、税金というのは社員のも含めて全部後払いなんです。120万円振り込んだらそれを全部使ってしまう人がいるのですが、それをしてしまうとたとえばちょっとなんか会社が傾くというか、お金が必要になったときに、お金がなくなってしまうんです。
インタビュアー:
サラリーマンは振込みの時点で税金が引かれた状態で振り込まれるけれども、社長は税金を差し引かない状態で振り込まれるから、そこを取っておかないとだめだということですね。
IT企業社長(36):
そういうことです。なのでこれは結構な額なのです。
インタビュアー:
金額が大きいですからね。
IT企業社長(36):
自分1人だったとしても数百万の税金というのを取っておかなければいけないので、それをあまり考えないで使ってしまうと、結構大変なことになってしまうんです。極端、半分税金でなくなるという感じです。
インタビュアー:
では1,200万から2,000万円ということは、600~1,000万円ぐらいですか。
IT企業社長(36):
たとえば1,200万円もらっている社長というのは、サラリーマンに換算したら実質手取りで600万円とかそのくらいだと思ってもいいと思います。たとえば年収800万円とかの社長とか、自営の人とかがいたら400万円ぐらいと思ってもいいかもしれません。そうやって考えると結構しょぼいでしょう。
インタビュアー:
しょぼいというか、普通のサラリーマンと同じくらいですね。

年収1,200万円の社長と実際の手取り額

IT企業社長(36):
これは使える金額ということです。だから分かりやすい計算は、社長の年収に0.3掛けたものが実質手取りという感じです。
インタビュアー:
0.5ではなく0.3ですか。
IT企業社長(36):
0.3と考えたほうがいいです。社長も自営もですが、自分でやっている人というのは、保険とかボーナスとか保障とか全くないんです。
インタビュアー:
保険というと労働保険とかというものですね。
IT企業社長(36):
そういうものはないです。失業したらもうプー。サラリーマンなら会社が倒産しても失業保険でなんとかなるというところはあると思いますが、社長も含め役員は失業保険に入れないんです。その時点で本当にゼロ、ゼロよりはマイナスになっているのではないかと思います。あとボーナスももらえないです。どんだけ業績がよくても、役員報酬は1回決めたら1年間変えられない。もちろん悪ければ、それを使うどころか再度会社にお金を入れなければいけない。そういうふうに考えると、毎月100万円もらっていようが、100万円使ったら、何かあったき速攻で潰れてしまいます。実際30万円使えるかなという感じです。だから0.3ぐらいです。あとは何かあってもみんなに給料を払わなければいけないからそういうところに残しておかなければいけない。だから案外自由に使えるお金というのはほとんどありません。
インタビュアー:
30万円だとちょっといいサラリーマンという感じですね。
IT企業社長(36):
本当にそうです。ちょっと話がこのような話で脱線したのですが、(笑)実態を言えばそんなにお金はあるわけではないのです。普通の人よりもあるかもしれませんが、それは何かあったときに会社のために残しているだけなので手を出せないです。実際自分で振り込んだ役員報酬はほとんど使っていません。ただ、一般のサラリーマンとかよりもいい暮らしができるというのも事実です。
インタビュアー:
一般的なサラリーマンの平均年収というのは400万円ぐらいですよね。最低でも1,200万円ということは3倍もらっているわけですが、実際はそんなに大差なくて、1,200万円だと30~40万円ぐらいということですね。
IT企業社長(36):
そんな感覚。だから社長とかよりも年収600万の公務員とか、年収700~800万の大手企業とかの方が結婚相手には向いていると思う。そういう婚活パーティー人気でしょ?社長は土日も朝も夜も関係ないから、時間の融通も利かない。人によるけれども。
インタビュアー:
なるほど。額面に惑わされずに堅実な相手との結婚生活の方が幸せな場合が多いと。では逆に、いい暮らしをしている社長はどうなんですか?
IT企業社長(36):
生活が派手な人はやばいと思います。短期的には一杯いますが。もらっている額が10倍ぐらい違えばまだいいのですが、1,000万や2,000万円ぐらいの差だったら、ちょっとやばいだろうと思ったほうがいいです。
インタビュアー:
10倍というと1億ですからね。
IT企業社長(36):
年収1億ぐらいもらっていたら、別にそのぐらい派手ではないという感じです。
インタビュアー:
なかなか1億というのは難しいですよね。
IT企業社長(36):
でも1億とかもらっている人とかも周りにも全然います。
インタビュアー:
いらっしゃいますか。
IT企業社長(36):
います。そういう人は会社というよりも、やはり自分メインでやっている人、スタッフとかはほとんどいなくて、とにかく自分の収入をどんどん上げたい人。それくらいだったら結構派手な生活をしていても別に何とかなるのだろうと。責任もないじゃないですか。その人がだめになっても1人だったらその人が野垂れ死ぬだけですから、(笑)それだったらやってもいいかなと思います。会社をそこそこの規模でやっていて、社員とかもいて、それで派手過ぎる人というのは、うーんというふうに思ったほうがいいです。何とか製紙の社長みたいにですね。
インタビュアー:
いらっしゃいましたね。(笑)
IT企業社長(36):
ギャンブルしまくってとか、あの人はもうちょっと感覚とかも違いますが。今何かお金の話ばかりしてしまったので、自分にアピールしてくる人がお金のみになってしまうような気がします。これ記事にするんでしょう。案外イケメンらしいので、ちょっとそっちも高ポイントだと、そうやって書いておいてください。(笑)
インタビュアー:
分かりました。(笑)お顔を載せられないのが残念です。

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