バツイチの婚活・再婚活

インタビュアー：

婚活でお見合いパーティーに行かれてたということですけど、ほかに何か婚活ってされてたんですか？

シングルマザー：

はい。離婚歴がある人限定の婚活パーティーに参加していました。同じ境遇の、バツイチ、シングルマザー、シングルファーザーが集まる婚活パーティーとか、バツイチに理解がある人限定のパーティーっていうのがあって多く参加していました。

インタビュアー：

なるほど。そういうところではシングルファーザーの方とかが多いですか？

シングルマザー：

そうですね、シングルファーザーでお子さんがいらっしゃる方とかお子さんと一緒に住んでらっしゃる方とか、中には初婚で離婚歴のない方もいるんですけれど。

インタビュアー：

リーマンさんは、お見合いパーティーに参加されたことがあるっておっしゃってましたけど、どういう感じの。

バツイチリーマン：

普通のだね。そういうバツイチ限定とかじゃなくて、いたって普通のパーティー。東京都がやってる（笑）。

インタビュアー：

そのときはご自分がバツイチで子どももいるっていうことは伝えらたんですか？

バツイチリーマン：

カードに記入欄があれば書きますし、なければ書かないです。職業のところに会社員（バツイチ）とか書くのはおかしいし（笑）

インタビュアー：

確かにそうですね（笑）無理に書く事はしないと。

バツイチリーマン：

だから、普通に年齢とか職業とか年収とか趣味とかだけで、バツイチって書かないで参加して、話の中でそういう流れになったときに「実は僕バツイチなんですよ」みたいな話はしましたね。

インタビュアー：

じゃあ結構自分からバツイチだとかっていうことは言うようにされてる？

バツイチリーマン：

普通に言いますよ。だって一応結婚が目的で、少なくともいい人いないかなと思って行ってて、そこを伏せたって後で言わなきゃいけない事だし。逆にそういうのに今抵抗ない人とか、逆にバツイチがイイっていう人もいたんだよね。

シングルマザー：

えー。

インタビュアー：

バツイチのほうがイイ？

バツイチリーマン：

そうそう。まぁ離婚の理由によると思うんだけど。例えば三悪、暴力、借金、浮気みたいな、そういうのじゃなくて、普通に価値観の違いとかで別れちゃったとか。

インタビュアー：

相性や性格の違いでのバツならば気にしないと。

バツイチリーマン：

そうそう、そういう人であれば経験値は高いともとらえられるわけで。自分ではよくわからないけど、その人は「全然、逆にいいです」みたいなふうに言ってた。

インタビュアー：

私も個人的にはバツイチの男性はいいと思います。やっぱり経験値が高い、自分が経験したことのない結婚とか出産、子育てとかを経験したことがあるというのは心強いなとは思いますね。

バツイチリーマン：

だから何で別れたかだよね。それがちゃんと本当に嘘偽りなく伝えられて…。多分そこ以外の部分のほうが大きいじゃん、一緒に生活していくんだったらね。それ以外の部分で「うん？」　っていう感じだったら多分関係なくなっちゃうよね、それが初婚同士だろうが初婚とバツイチだろうが。

インタビュアー：

そうですね。じゃあわりと受け入れ側の女性としてはアリということが多かったですか？

バツイチリーマン：

そうね、そんなに嫌がられなかったかな。明らかに「えっ？」っていう人もいたけど、そういう人は絶対初婚が相手の条件としてびしっと決まってる人で、そういう人は多分結婚できない（笑）。ずっとお見合いパーティー行ってる（笑）。

バツイチが理由で「婚活が不利だな」と感じた事はある？

インタビュアー：

なるほど。じゃあバツイチで子持ちであるというご自分の条件が再婚とか婚活で不利になるって感じたことはあんまりないですか？

バツイチリーマン：

ゼロではないけど、そこまでじゃないかな。多分10年前だったら違うかも。

インタビュアー：

時代ですね。

バツイチリーマン：

時代だね。だって離婚している率って、３秒に１組とか、もう３割ぐらいでしょう？アメリカとかだったら２分の１以上が離婚してるわけだから、１回、２回って逆に普通みたいな。試食みたいなものなのかも（笑）。ちょっと例えが悪いけど。

インタビュアー：

バツイチの方多いですもんね、周り見ても。30代の独身女性から見れば、例えば30後半ぐらいの男性で初婚の人とバツイチの人とを比べたときに、初婚の人だと結婚出来ない理由が何かあるんじゃないかと逆にちょっと疑ってしまいそうで…。

シングルマザー：

その年で初婚だっていう理由が何かわからないということですよね。

インタビュアー：

そうですよね。そこを考えちゃいますね。逆にバツイチのほうが、「過去誰かが結婚相手として認めた人」だとは思いますね。

バツイチリーマン：

そうしたらセールスポイントだね。もう１回手つけられましたっていう（笑）。

インタビュアー：

そうですね、売れましたよっていうことですよね。

バツイチリーマン：

そうそう、売れたけどもう１回市場に出て来てお買い得ですよ、みたいな。僕ぜいたく言いません、みたいな（笑）。

シングルマザー：

そうです、普通のお見合いパーティー。そういう女の子たちが多く集まるようなところに行くと、ちょっと「あぁ～」みたいな。男性から見てもどうなんですかね？結婚歴がある人とない子を比べちゃうと。まあ出産歴もあるわけじゃないですか。

インタビュアー：

それよりも、お子さんが一緒に住んでらっしゃることのほうが大きいかもしれないですね。

バツイチリーマン：

うん、そっちは大きいね。

シングルマザー：

やっぱり子どもがいると１人じゃなくて、２人ついてくるわけじゃないですか。結婚したら即パパになってしまう。そういう点で不利に感じたことはありましたね。

インタビュアー：

そうですね。でも、それも年齢によったりするのかもしれないですね。

シングルマザー：

そうですね、やっぱり同じ年とか年が近い人が集まるような普通のパーティーだとちょっと不利に感じることも多かったですけど、逆に年齢幅を上げると理解のある男性が多いっていうのも感触ですかね。

バツイチリーマン：

僕的にはどっちでもいいな。

インタビュアー：

バツイチでも、初婚でもですか？

バツイチリーマン：

どっちでもというか、結局その人のことを気に入って、子どもも気に入るかどうかでしょう。というか子どもが気に入らないっていうことはあるけど、多分こっちが気に入らないと。

インタビュアー：

そうですね。

バツイチリーマン：

それって、普通の人より2倍ハードルが高くなってしまっているってことになるけどね。

シングルマザー：

逆に、子供がいた方がいいって男性もいるみたいですね。

インタビュアー：

子連れの方が嬉しいという事ですか？

シングルマザー：

はい。私の知り合いでバツイチ子持ちの女性がいるんですけど、今付き合ってる男性が40代後半で、その人も離婚歴はあるんですけど子どもはいなくて。今から子供を作るとなると、その子が20歳の時に旦那は60歳超えちゃうじゃないですか。

インタビュアー：

なるほど。だから子どもがいてくれたほうが逆にといいと。

シングルマザー：

そうですね、40代、50代なら子供がいても気にしないという人も多いんじゃないでしょうか。

バツイチリーマン：

確かに40過ぎてくるとそれは思うね。何か大変じゃん。だってうちの子ども15歳でしょう。もう１回って大変なの。まぁ、その子供と全く合わないときついけれども。

インタビュアー：

一緒に住むわけですからそうですよね。